練習をしているけれど、なかなか上手にならないことってありませんか?
- この前先生に言われたことをもう一度注意される
- 気を付けるべきことを忘れる
- 楽譜に何を書いたらいいのかわからない
こんな人のために、今回は楽譜への書き込み方のポイントについて説明していきます。
初心者向けの内容になっていますが、中級者・上級者の方もご参考にしていただければ嬉しいです♪
書き込みはしない方がいい、と考える人もいますが、個人的にはどんどん書いていくべきだと思っています。
書き込んでいくとこんな効果が得られます。
- 「書く」という行為で頭に入りやすい
- 期間を置いて弾いたときにも思い出しやすい
- 楽譜に愛着がわく
私は、特に最後の「楽譜に愛着がわく」という点がとても重要だと思っています。
曲が仕上がってくるにつれて、楽譜にも書き込みが増えてくる。
書き込みに従って練習したからこそ上達してきた。
そんな思いが詰まった楽譜を相棒にできるのは素敵だと思いませんか?
もくじ
気づいたことは書き込む
当たり前のことですが、レッスンをしていると、できていない人が意外と多いな、と感じます。
練習をたくさんしてきているはずなのに、真っ白な楽譜だったりします。
練習をしていると気づいたことがきっとあるはずです。
「この音が間違いやすいな」
「この指番号に気を付けるとうまくいくな」
など、上手く弾くためのコツに実は気づいていたりします。
そんな時には、ぜひ〇印だけでもつけておくことをおすすめします!
練習していたその日は当たり前にできたいたことでも次の日にはすっかり忘れていたりするので、そういう時に書き込みがあれば、弾き進めていくうちに「あ!なんか手書きの〇印がある!」→「どれどれ、気を付ける音なのかな」→「注意深く楽譜を見てみよう」という流れになります。
実際に〇をつけるとこんな感じです。
↓
いかがでしょうか?
いやでも〇が目につきますね。
「何かあるな」とだいぶ前の小節から視界に入ります。
こんな感じでもいいですね。
↓
”2の指を使わないといけないな”と注意を促してくれています。
全部は書かない
ピアノの楽譜は、そもそも右手と左手の2段あり、ただでさえ見るところが多いのに、さらに書き込みをすると、見ることが増え、頭の中はちょっとしたパニック!
例えば、ドレミを書く場合には、全部のドレミを書かずに、間違いやすいところだけを書くといいです。
このように書くと、ドレミは全部読めるけれど、気を付けるべきところがわかりにくいです。
それを、
このように書くと、気を付けるべきところが一目瞭然!
情報量は適度に抑えるといいですね。
視界に入りやすいところに書く
これは、実践していない人は是非おススメです!
わかりやすいように、例を挙げてみます。
ピアノを弾いていて、A.とB.のどちらの書き込みが視界に入りやすいでしょうか?
A.
B.
いかがでしょうか?
Bの方が書き込みが視界に入ってきませんか?
ピアノの楽譜が2段に分かれているため、できるだけその2段の範囲内に書くと、視界に入りやすいです。
つまり、大譜表の内側に書くということです。
ただでさえ見るべきところが多いのに、更に見る範囲を増やすと視界に入りにくく、視線を動かさなければいけません。
そこで、できるだけ視線を動かさなくていいよう、大譜表の内側に書くと視界に入りやすく、注意しやすくなります。
まとめ
楽譜への書き込み方について説明しました。
- 気づいたことは書き込む
- 全部は書かない
- 視界に入りやすいところに書く
の3つのポイントがありました。
当たり前のこと&ちょっとしたことですが、実践するとハッと気づきやすい楽譜になります!